内容説明
文化庁舞台芸術創作奨励賞「ポプコーンの降る街」を含むみ群杏子の戯曲とラジオドラマ集。
著者等紹介
み群杏子［ミムレキョウコ］
１９９１年「恋ごころのアドレス」で文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作。俳優座（東京）で初演。１９９２年「ポプコーンの降る街」で文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作。しし座（大阪）で初演。その他の舞台上演作品として、「マダムグラッセの家」「絵葉書の場所」「パセリの木」「まばたきの庭」などがある
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感想・レビュー
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クライン
6
倒れこむ程じゃない、病院に駆け込む程でもない。でも何だかぼぉっとして夢うつつ･･･。そんな時に心に浮かぶ、とりとめのない由無しごとに似た温度の戯曲とラジオドラマのための短編集。｢ポプコーンの降る街｣はしがない探偵事務所が舞台、そこへやって来た依頼者の片手には何故かサラダオイルが･･。意表をつく幻想的な出逢いの物語とエンディングが、まさにたゆたうような微温を運んでくるよう。後半の作品集、｢サーカスの夜｣｢夜を編む｣が好みでした。2013/10/11
