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内容説明
本書は、まず問題提起として日常診療の中にみられるエピソードを取り上げる。次いで民主主義を維持するための合理的思考、「法の支配」、自己責任および情報公開などの原理によって、現場にあるいくつかの問題を検証する。最後に、最近大きくクローズアップされている競争原理や地方自治が、21世紀の医療や介護において果たす役割について考える。
目次
第1章 医療現場の実態と課題(医療現場で起きていること;バランス感覚を要する課題;医療業界の封建性)
第2章 新しい医療制度に向けて―民主主義を支える原理を手がかりとして(合理的思考;法の支配;自己責任の時代;医療における情報公開の必要性)
第3章 競争原理と地方自治は救世主となるか(医療と競争原理;地方自治への期待)
著者等紹介
宮下厚[ミヤシタアツシ]
医学博士。1938年三重県松阪市生まれ。1964年信州大学医学部卒、インターン終了後、東京大学医学部泌尿器科教室へ入局。1971年‐1974年茨城県立中央病院泌尿器科医長。1975年東京大学医学部泌尿器科教室医局長。1976年‐1978年ニューヨーク州立大学医学部外科へ留学。1978年‐2000年三楽病院泌尿器科部長、後に中央手術部部長、栄養科科長、東京大学医学部非常勤講師、東京都千代田区神田医師会介護保険委員。2000年7月尾形クリニック副院長
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