内容説明
「カルマ」という言葉にまとわりついている伝統的な受動的イメージをぬぐい去り、それを真の自己責任と自己実現の教えとして組み直し、豊かで創造的な品位ある生き方へのヒントを提供する。二十世紀で最も卓越した古代の知恵の研究者の一人として知られていたポール・ブラントンの膨大な著作から厳選された、カルマについての珠玉の箴言と省察集。
目次
第1章 カルマとは何か
第2章 カルマの働き
第3章 カルマと恩寵
第4章 カルマとの共働
第5章 カルマと大いなる解放
著者等紹介
ブラントン,ポール[ブラントン,ポール][Brunton,Paul]
1898~1981。古代の知恵についての二十世紀で最も卓越した研究者の一人として広く認められ、古代の知恵を現代人にわかりやすく紹介することに尽力した
大野純一[オオノジュンイチ]
1944年、東京浅草生まれ。一橋大学経済学部卒。翻訳家
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感想・レビュー
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うちこ
2
いつも鞄に忍ばせておきたい。耳なし芳一みたいに、全身に書いてしまいたい。そんな言葉ばかりでした。 保存された香りをそのままに、新しい茶器で丁寧に淹れなおされた紅茶のような、そんな味わい。真摯な取り組みです。 あとがきでこの訳者さんは「お金はかなり稼いでいます。地元で尊敬されています。幸せな結婚生活を送っており、可愛い子どもたちがいます。家族で、年に二回、素晴らしい長期休暇を取ります。けれども私の人生は虚しい。何かこれ以上のものはないのでしょうか?」と自らのスタンスを唐突に生々しい言葉で吐露されます。2010/03/13
okota
0
人生の本質を分かりやすく解説してくれる良書 真の自己責任と自己実現の教えとしての新カルマ論 カルマについて明瞭な短文で書き表してある。全ての行いは我に帰ってくる。それが心の中で思っているだけであろうと。 実は全て起こる事にはそれなりの意味があり、不幸も幸せも自らが引き起こす原因があることを分かりやすく解説してくれる。 辛い事こそ本当に自分の糧になる事もあるということ。沢山の事に納得し、頑張らねばと思う本。2019/04/08