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内容説明
町人の都、近世の大坂。大阪近世史研究でアブラののりきった著者が、十二月(じゅうにつき)の物語として年中行事や生活、街の風景を掘りおこし、わかりやすく描いてゆく。過ぎ去った時と風物に大阪の“いま”と“みらい”を考える手だてが見えてくる。本書は、これからの大阪を知ろうとする人へおすすめの一書。
目次
1 町人の都大坂の十二月(「三都」今昔物語;浪花の十二月―『画譜』とてまりうた)
2 春の街と風物詩(正月風景今昔;初午参りのころ ほか)
3 浪花の夏は祭りと地車(四ツ橋の夕涼み;地車とだいがく―忘れられた祭りの記憶 ほか)
4 浪花の食の四季(浪花の食―朝粥と宿茶と半助;春から夏へ―「半助」はどこへ行った ほか)
5 失われた町と生活の風景(「浪花八景」;『浪華百景』にみる風景 ほか)
著者等紹介
渡辺忠司[ワタナベタダシ]
1947年愛媛県生まれ。大阪経済大学・同大学院卒。日本経済史を専攻し、近世の大坂と周辺農村の研究を進める。大学院修了後、大阪市史編纂所大阪市史料調査会主任調査員として、『新修大阪市史』の編集作業に従事する。その傍ら、大阪経済大学・立命館大学の非常勤講師を務め、現在は大阪市史料調査会主任調査員および、仏教大学・大阪大学各非常勤講師
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