内容説明
停電でストップしたケエブル・カーをみんなで協力して動かそうとしますが、力持ちのゾウさんがとった解決方法は…『ぞうとケエブル・カー』『ねこのおくりもの』『たぬきのにいさん』『せんどろかん』『ゴウ・ストップ』の5作品を収録。
著者等紹介
奈街三郎[ナマチサブロウ]
児童文学作家。1907年、仙台市生まれ。東京商業学校卒(現・一橋大学)。1925年、雑誌「童話」に投稿した童話作品「二つの生活」が1位入選(小川未明選)し、小川未明に師事する。同年、振興童話連盟の結成に参加。フレーベル館に入社後、雑誌「キンダーブック」の編集に携わる。1931年、雑誌「コドモノクニ」に移り、同誌の編集長に就任。また小川未明主宰の雑誌「お話の木」の編集や「コドモノヒカリ」の創刊に携わるなど、児童雑誌の編集者として活躍するかたわら童話作品を創作した。戦後、1947年に佐藤義美、柴野民三らと新子供社を設立し、児童文芸雑誌「こどもペン」を発行。同誌に「ペンしろう」のペンネームでも作品を発表する。第1回小学館児童文化賞を受賞。また、再話本や伝記作品なども多数手掛けている。1978年、逝去
茂田井武[モタイタケシ]
画家、童画家。1908年、東京都生まれ。赤坂中学校卒業後、美術学校入学準備のため、太平洋洋画研究所に通うが、美術学校の試験に失敗。研究所を川端画塾に移し、さらに本郷絵画研究所に移る。そのかたわら、アテネフランセに通学。そこで中原中也と知り合う。1930年、ハルピンから、働きながら大陸をまわり、パリへ渡る。1933年、帰国後、南京豆売り、鉄工所、化粧品販売、旅館の番頭などさまざまな職業を経験。1935年、横溝正史「かひやぐら物語」(新青年)の挿絵で初めて画料を得る。1936年、小栗虫太郎「二十世紀鉄仮面」(新青年)の挿絵依頼を機に挿絵画家としてスタート。1941年、児童向けの絵本「ナニナニ絵本」(博文館)を出版。戦後、児童向け雑誌の黄金期を迎え、おびただしい数の装幀・挿絵の仕事を残す。1948年、「長篇漫画物語 三百六十五日の珍旅行」(講談社)を出版。1954年、小学館児童文化賞受賞。1956年、逝去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- たのしいこといっぱい