内容説明
著者は、社会保障制度の機能の充実の必要性と、弱肉強食の暗澹とした社会ではなく、社会的連帯と協同に基づく安心社会の構築の重要性を訴えている。本書では、その全体となる仕組みの解説に紙幅を割き、改革内容についてそのアウトラインを示した。
目次
序章 不安の時代とセーフティ・ネット
第2章 現代における社会保障制度の役割
第2章補論 イギリスにおける社会保障制度の形成
第3章 少子高齢時代の社会的セーフティ・ネット
第4章 セーフティ・ネットとしての社会保障の課題
終章 安心社会の課題―社会保障制度改革の方向性
著者等紹介
下田直樹[シモダナオキ]
1959年東京都に生まれる。1987年東洋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。経済学博士号取得。1988年明海大学経営学部専任講師。1997年同大学助教授、現在に至る。武蔵野美術大学非常勤講師。専攻は社会保障、社会政策。著書に『福祉の経済学』(訳書、慶応義塾大学出版会、1989年)、『社会保障の社会経済学』(大空社、1997年)。論文に「福祉国家改革の基本的課題に関する一考察」(『明海大学 経済学論集』第9巻・第1号、1997年)ほか
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