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内容説明
作品はすべて水彩画で、透明水彩によって丁寧に色を重ねながら、写生を中心にアカデミックな絵をまとめている。そのモティーフの範囲は広く、岩木山や弘前城など近隣の日頃親しんでいる風景の描写から、家族や友人たちを描いた着実な人物画、あるいは室内に題材をもとめたしっかりとした静物画など、ほとんど絵画のすべての可能性を試みるかのようにモティーフを偏らせず広範囲に描いているが、温厚なご性格を反映してか、いずれも破綻のみられない秀れた表現で、高い調子をみせている作品が多い。構図もそれぞれのモティーフについてよく研究されており、奇をてらわずにオーソドックスなとらえかたで安定した画面を構成している。まさに正攻法の構え方で、一点一点の絵についてこれほどあきさせないのは、着彩にあたって常に誠意ある筆法を心がけておられるから、鑑賞者にもそのことが自然に伝わるからであろう。
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