内容説明
税理士の税務への取組み、そして課税執行の在り方など税理士界の碩学が毎月書き紡いできた、その感性の発露に学ぶ。週刊税務・会計Web情報誌「Profession Journal」著者の人気連載を厳選して集成!
目次
第1章 法人税を語る(収益・費用の認識基準をどう考えるか;収益認識に関する基本通達 ほか)
第2章 税の通則を語る(租税法の原点を探る―「所得税法及び法人税法の整備に関する答申」に学ぶ;租税法の解釈(1)―租税法律主義とその問題点 ほか)
第3章 消費税軽減税率を語る(消費税の軽減税率に思う(1)―軽減税率のあり方
消費税の軽減税率に思う(2)―「外食」の取扱い ほか)
第4章 税を取り巻く問題を語る(大学や簿記学校等が教える法人税教育の問題点;訴訟のわかれ道―認知症と損益通算 ほか)
著者等紹介
山本守之[ヤマモトモリユキ]
税理士。昭和33年税理士試験合格、同38年税理士開業。日本税務会計学会顧問、租税訴訟学会副会長(研究・提言担当)、税務会計研究学会理事、日本租税理論学会理事を務め、全国各地において講演活動を行うとともに、千葉商科大学大学院(政策研究科、博士課程)でプロジェクト・アドバイザー(専門分野の高度な学術研究、高度な実務経験を持つ有識者)として租税政策論の教鞭をとっている。研究のためOECD、EU共同体及び海外諸国の財務省、国税庁等を35年にわたり歴訪。机上の理論だけでなく、現実の経済取引を観察し、公平な租税制度のあり方を考える。また、税理士の立場から納税者の租税法解釈権を主張し、法令や通達を無機質的に読むのではなく「人間の感性で税をみつめる」態度を重視している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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