目次
第1部 借用概念(租税実体法の解釈)(権利能力なき社団と人格のない社団等―民事法における実体論・手続論と租税法における借用概念;法人論の現代的機能―民法上の法人論から公益法人課税の根拠論へ;国際課税と国内法―匿名組合とLPSをめぐって;英領およびEU域内オフショアを利用した国際的租税回避問題;COP21パリ協定9条における資金問題と国際連帯税構想―課税権力としての租税の役割の変容および国内租税法との整合性)
第2部 税務争訟(租税法と行政法の交錯)(租税行政分野における判断余地の法理―不確定概念に対する司法審査;税務訴訟における公定力理論―行政行為論から私法的構成へ;税務訴訟の争い方とその実質的波及効果;税務行政手続と税務争訟―占部裕典著『租税法と行政法の交錯』を手掛りとして)
著者等紹介
兼平裕子[カネヒラヒロコ]
愛媛大学法文学部教授。1978年広島大学政経学部卒業、2003年神戸大学大学院法学研究科博士課程修了・博士(法学)。税理士を経て、2007年より愛媛大学法文学部准教授、2010年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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