内容説明
本書は、これからの時代にふさわしい新たな退職金・企業年金制度構築の基本コンセプトの重要性をしっかりとおさえたうえで、かつ既存の退職金・企業年金制度の状況から、今後現実的に改革を進めうる方向性を意識した内容になっている。退職金・企業年金の現状やそれらに関して日本企業が抱えている問題点の整理を第1部で行い、それを踏まえたうえで、第2部と第3部で確定給付と確定拠出という、両年金法の内容や意義、さらにはその活用方法を取り扱う。
目次
第1部 企業年金制度を取り巻く環境変化(日本の年金制度の現状と課題;企業年金と新会計基準;退職給付制度に対する考え方の変化)
第2部 新たな確定給付企業年金制度(新たな企業年金制度の枠組み;確定給付企業年金法の内容;確定給付企業年金に係る制度間移行・制度改訂)
第3部 確定拠出年金制度の導入(確定拠出年金の基本;企業型年金と個人型年金;確定拠出年金の給付とポータビリティ ほか)
著者等紹介
柏崎重人[カシワザキシゲト]
株式会社大和総研年金医療調査室主任研究員。1990年大和総研入社。94年年金調査部発足により同研究員。98年同主任研究員、99年より組織変更により現職。専門は退職給付会計財務分析、英米年金制度および資産運用業界動向
鈴木里津子[スズキリツコ]
株式会社大和総研年金制度コンサルティング部チーフコンサルタント。三井信託銀行において長年、厚生年金基金や適格退職年金の制度設計(新設、変更)のコンサルテーション等に従事。1999年同社退職後、大和総研入社。年金事業本部シニアコンサルタントを経て現職
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