闘いの世紀を生きた数学者〈上〉―ローラン・シュヴァルツ自伝

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  • サイズ B6判/ページ数 555p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784431712282
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C3041

内容説明

1915年、パリのユダヤ系ブルジョア家庭に生まれたシュヴァルツは少年時代を田園地帯で過ごす。16歳のとき、数学の美しさにめざめ、数学者を目指すべく最難関のエコール・ノルマル受験を決意。19歳で入学し、数学の才能を開花させてゆく一方、革命家としての自己変革を遂げ、トロツキストとなる。第二次世界大戦末期、ユダヤ人に対する強制連行が日常になると、薄氷を踏むような地下生活に追い込まれるが、戦争終結と時を同じくして超関数を発見。35歳でフィールズ賞を受賞し、歴史にのこる世界的な賞賛を受ける。十代で恋におちた相手が婚約後、大病に冒されるが、苦難を乗り越えて結婚する物語も印象深い。

目次

エデンの園
第1部 青年時代(数学への目覚め;ノルマリアンとして、恋する者として;トロツキスト;戦時下の研究者;ユダヤ人に対する戦争)
第2部 科学の陽光の下で(超関数の発明;革命運動、教育、研究;国際的評価)

著者等紹介

シュヴァルツ,ローラン[シュヴァルツ,ローラン][Schwartz,Laurent]
1915年3月5日パリに生まれる。1943年ストラスブール大学にて博士号取得。1950年フィールズ賞受賞。1953年~1959年パリ大学教授。1959~1980年エコール・ポリテクニーク教授。1980年~1983年パリ第7大学教授。1972年よりフランス科学アカデミー会員。2002年7月4日歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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