内容説明
19世紀を代表する数学者の一人F.クラインが、正20面体に内在する数学的構造を体系的に解説。
目次
第1部 正20面体の理論(正多面体と群論;(x+iy)の導入
基本問題の定式化と関数論的考察
基本課題の代数的性質について ほか)
第2部 5次方程式の理論(5次方程式の理論の史的展開;幾何学的手段の導入;5次主方程式;Aの問題と6次ヤコビ方程式 ほか)
著者等紹介
クライン,フェリクス[クライン,フェリクス][Klein,Felix]
1849年4月25日、デュッセルドルフ生まれ。ボン大学で数学を学び、J.プリュッカ-の指導を受け博士号を取得。博士論文は、「直線座標の2次の関係式を標準形にする変換について」。エルランゲン大学(1872年)、ミュンヘン工科大学(1875年)、ライプチヒ大学(1880年)を経て、1886年から1913年までゲッチンゲン大学教授。生涯を通じて数学の多くの分野の発展に寄与したが、特に幾何学に重要な業績がある。また、数学史・数学教育にも大きな足跡を残す1925年、ゲッチンゲンにて歿
関口次郎[セキグチジロウ]
1974年、東京工業大学理学部数学科卒業。東京農工大学工学部教授。理学博士。専門:群の表現論
前田博信[マエダヒロノブ]
1979年、東京大学理学部数学科卒業。東京農工大学工学部助教授。理学博士。専門:代数幾何学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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