シュプリンガー数学クラブ
アンドレ・ヴェイユ自伝〈下〉―ある数学者の修行時代 (増補新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 178p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784431711100
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C3041

目次

第5章 ストラスブールとブルバキ
第6章 第二次世界大戦と私
第7章 南北アメリカ(´epilogue)

著者等紹介

ヴェイユ,アンドレ[ヴェイユ,アンドレ][Weil,Andr´e]
1906年パリ生まれ。1998年プリンストンにて永眠。享年92歳。20世紀を代表する。天才的な数学者の一人。16歳でフランスの最高学府エコール・ノルマルに入学を許され、数学を専攻。19歳という異例の若さで教授資格試験にトップで合格。22歳でPh.D.を取得。このときに証明した定理はモーデル‐ヴェイユの定理。24歳のとき、インドへの関心からアリーガル大教授となり、数学教育の傍ら、インド哲学の造詣を深める。帰仏後、ストラスブール大教授となり、H.カルタン等と数学者集団ブルバキを結成。第二次世界大戦中は、兵役を拒否し、スパイ容疑で死刑囚となるが、苦難の末アメリカに逃れた。サンパウロ大、シカゴ大の教授を歴任した後、プリンストン高等研究所教授となる。代数学、整数論、位相群論、代数幾何学において数多くの先覚的な業績を築き、主著に三部作『代数幾何学の基礎』(1946)、『アーベル多様体と代数曲線』(1948)、『代数曲線とそれに関連する多様体』(1948)がある。1994年稲盛財団より京都賞基礎科学部門受賞

稲葉延子[イナバノブコ]
1950年京都市に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科博士課程でフランス文学を専攻。カリタス女子短期大学言語文化学科教授。Association pour l’Etude de la Pens´ee de Simone WEIL会員
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感想・レビュー

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1
上巻にも増してこれまでの思想や趣味に関してどう受け止めたかが書かれていて非常に興味深かった。翻訳された文章特有の読みにくさはあったが、文章自体が上巻よりも面白かった。 「...中国の絵は強烈な印象を与えた。...全く予期されなかった印象であり、...中国や日本の絵画鑑賞の素晴らしい下地となり...その印象は薄まることはなかった」「相変わらず異質と思える思想に興味を持っていた」モーゼの十戒を虚しいものと切り捨て、本人は慈しみの精神を持ちつつ、各自が己のダールマを抱かなければならないと断ずる。2024/06/28

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