内容説明
数学が大きな発展をとげた19世紀、後世にその名を残す多くの数学者たちが、ときには協力しときには対立しながらも、その研究を現代数学へと統合し高めていく様を数学的・歴史的に解説する。
目次
第1章 超幾何関数
第2章 ラザルス・フックス
第3章 微分方程式の代数関数解
第4章 モジュラー方程式
第5章 代数曲線
第6章 保型関数
付録(等角表現に関してのリーマン、ショトキ、そしてシュワルツ;リーマンの講義とリーマン・ヒルベルトの問題;n階の微分方程式のフックスによる解析;非ユークリッドの幾何学の歴史について;一意化定理;ピカール・ヴェシオ理論;多変数超幾何方程式、アッペルとピカール
著者等紹介
グレイ,ジェレミー・J.[グレイ,ジェレミーJ.][Gray,Jeremy J.]
オープン大学(The Open University)
関口次郎[セキグチジロウ]
1974年東京工業大学理学部数学科卒。理学博士。現在、東京農工大学工学部教授。専攻は群の表現論
室政和[ムロマサカズ]
1974年名古屋大学理学部数学科卒。理学博士。現在、岐阜大学工学部教授。専攻は代数解析、超局所解析、概均質ベクトル空間
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