内容説明
「ファイトレメディエーション」とは、水分や養分を吸収・分解する植物の能力を利用する環境汚染浄化技術である。本書は、土壌・地下水汚染におけるファイトレメディエーションの基礎から応用までを解説する書である。本書ではさまざまな種類のファイトレメディエーションについて、ケーススタディを行いながら、基礎から応用まで広範囲に取り上げている。技術者、研究者、行政担当者などの環境分野の実務者のみならず、環境分野の学生・大学院生、環境ＮＧＯ・ＮＰＯ、そして環境問題に関心をもつ一般市民の方々にもお勧め。
目次
第１部 フィールド実験（フィールド実験と技術の概要；ラボ実験と温室実験；フィールド実験；結論と提案；ファイトレメディエーションのフィールド実験の関連資料）
第２部 エンジニアリング設計と評価（フィールド実験の概要；エンジニアリング設計；測定手順；コストと経済性分析；設計と評価のための関連資料と参考文献）
著者等紹介
池上雄二［イケガミユウジ］
１９６４年北海道大学理学部理学科卒、石川島播磨重工業（株）入社。１９７２年公害防止主任管理者。１９７６年技術士（応用理学）。１９８０年工学博士（東京工業大学大学院総合理工学研究科）。１９８８年石川島播磨重工業（株）技術研究所先端技術部長。１９９７年（財）地球環境産業技術研究機構ＣＯ２固定化プロジェクト室技術部長。２０００年石川島播磨重工業（株）技術開発本部嘱託。（株）アイテック主任技術員
角田英男［カクタヒデオ］
１９８４年北海道大学大学院工学研究科博士課程修了、工学博士、日本真空技術（株）入社、科学技術振興事業団超微粒子研究プロジェクト研究員、スタンフォード研究所客員研究員。１９９０年（社）植物情報物質研究センター入社。２００１年同センター理事長、帯広畜産大学地域共同研究センター客員教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
