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野垂れ死にの覚悟

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  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584135693
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C0095

内容説明

大量老年難民の時代を前に思い通りにならない人生を後悔しない、潔い生き方とは?治療しない医者と医者にかからない作家の異色対談。

目次

第1章 野垂れ死にの覚悟(百歳を超えて元気な人は医者に近づかず肉が好き;風邪は薬で長引く がんの九割は治療で命が縮む;医者に近づかないのが健康長寿の秘訣 ほか)
第2章 治療しない医者と、医者にかからない作家(いかに老いて死ぬか、全責任はその人にある;生きのびる秘訣はサボる。早寝する。なんでも食べる;長寿の資質に恵まれた人 ほか)
第3章 一生ジタバタ、でもサッパリおさらば(ベルリンフィルを聴きに単身バーデン・バーデンへ;観光ではなく、日常から離れる時間を楽しむ海外旅行;棄てられた女は全部拾うという原則 ほか)

著者等紹介

曽野綾子[ソノアヤコ]
1931年東京都生まれ。作家。聖心女子大学卒。1979年ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章、1993年、日本芸術院恩賜賞、2003年に文化功労者、2012年、これまでの業績を讃えられて菊池寛賞を受賞。1995年から2005年まで日本財団会長を務めた。1972年にNGO活動「海外邦人宣教者活動援助後援会」(通称JOMAS)を始め、2012年代表を退任

近藤誠[コンドウマコト]
1948年生まれ。1973年、慶應義塾大学医学部卒業。同年、同大学医学部放射線科入局。1979‐80年、米国へ留学。1983年より同大学医学部放射線科講師。がんの放射線治療を専門とし、乳房温存療法のパイオニアとして知られる。患者本位の治療を実現するために、抗がん剤の毒性、拡大手術の危険性など、がん治療における先駆的な意見を、一般の人にもわかりやすく発表し、啓蒙を続けてきた功績を讃えられ、2012年に菊池寛賞を受賞。2013年「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

20
子供に大事なのは教養と教育、高齢者に大事なのは「今日用、今日行く」の様です。2016/03/25

yomineko@ヴィタリにゃん

15
大好きな近藤誠先生と曽野綾子さんの対談。曽野さんの医学知識が非常に詳しいので、作家の方の教養の深さに驚いた。お二人とも野垂れ死にを覚悟されているけれど、私は凍死が一番ラクで成功率が高いので凍死がいい!!125歳になったら雪山にでも登ろう。(いつまで生きる気なんだかw)2018/02/01

やじ

14
曽野綾子さんと近藤誠さんという組み合わせ。暗くなりそうな話題も、お二人の経験の凄さからか、とにかく明るく語り合われてます。子供の頃からずっと死にたかったという曽野綾子さん、じさつは何が一番楽かしらねなんて、もう。近藤先生は何かと医療界から異端児扱いされてますが、何が一番いいかは自分で判断するしかないです。でも専門家ではないから、本当に難しいと思います。曽野綾子さんの本をもっと読もうと思います。2015/07/22

Viola

6
日本の歪んだ医療と、健全な老後を目指しての対談。高齢者には「きょうよう、きょういく」今日用、今日行く)があることが一番。なるほど畑をやっている人や趣味に打ち込む人は元気だ。ただ、自殺の方法をツラツラと語る部分はあまり感心しない。こんなこと活字にする必要あるのかな?と。ベルリンフィルを聴きに一人で旅行する、というのは羨ましいがこの辺りから海外旅行自慢みたいになって、現実味がなくなるのは残念。まぁ、こんなちょっと憎たらしいくらいのお婆さんが結局元気なのかも。図書館本。2017/10/02

ZEPPELIN

6
近藤さんの解説を読むと、やはり日本の医療は世界から見たら異質なんだろうか。生の質ではなく、生の長さに重きが置かれた医療。健康ブームを通り越して健康病なんじゃないかと思われる人が増えてきている現代で、なるべく病院にも行かず薬も飲むなというのは間違いなく少数派だろうけれど、ただただ長寿を目指す人生って幸せなんだろうか。元気な高齢者の何倍もいるであろう元気ではない高齢者のことを考えると、長生きもなかなか大変。食べられなくなったら終わりという北欧の文化は、日本も大いに参考にしてほしい2015/07/03

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