内容説明
数学者ラング(フランス出身、1927‐2005)が、ヨーロッパやアメリカの一流大学で、学部生を対象に行った数々の講演記録の中から、ラング自身が6つを精選して1冊の本にまとめたものである。講演のテーマは微積分を学んだ程度の学生が理解できるものから選択されているが、素数定理、abc予想など現代数学の最先端にまで読者を誘い、数学が創造される様を活き活きと伝える。
目次
1素数
2 abc予想
3 局所的に可積分なベクトル場の大域的積分
4 解析学における近似定理
5 ブリュア‐ティッツ空間
6 調和多項式と対称多項式
著者等紹介
ラング,S.[ラング,S.][Lang,Serge]
1927年パリ生まれ。1946年カリフォルニア工科大学を卒業。1951年プリンストン大学で博士号を取得。1955年‐1971年コロンビア大学教授。1972年‐2005年エール大学教授。2005年バークレーにて歿
細川尋史[ホソカワヒロシ]
筑波大学博士課程数学研究科中退。1996年‐2009年横浜国立大学教育人間科学部准教授。理学博士。専門:代数学、特に数論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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