シュプリンガー数学リーディングス
ラング数学を語る

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  • サイズ A5判/ページ数 169p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784431709084
  • NDC分類 410
  • Cコード C3041

内容説明

数学者ラング(フランス出身、1927‐2005)が、ヨーロッパやアメリカの一流大学で、学部生を対象に行った数々の講演記録の中から、ラング自身が6つを精選して1冊の本にまとめたものである。講演のテーマは微積分を学んだ程度の学生が理解できるものから選択されているが、素数定理、abc予想など現代数学の最先端にまで読者を誘い、数学が創造される様を活き活きと伝える。

目次

1素数
2 abc予想
3 局所的に可積分なベクトル場の大域的積分
4 解析学における近似定理
5 ブリュア‐ティッツ空間
6 調和多項式と対称多項式

著者等紹介

ラング,S.[ラング,S.][Lang,Serge]
1927年パリ生まれ。1946年カリフォルニア工科大学を卒業。1951年プリンストン大学で博士号を取得。1955年‐1971年コロンビア大学教授。1972年‐2005年エール大学教授。2005年バークレーにて歿

細川尋史[ホソカワヒロシ]
筑波大学博士課程数学研究科中退。1996年‐2009年横浜国立大学教育人間科学部准教授。理学博士。専門:代数学、特に数論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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魔魔男爵

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誤植105P11行目「各辺の長さの二乗和」の後に「の2倍」を付け加えるべき。名文引用:「私たち人類のDNAは自然と数学を好むようにプログラムされているのではないかと思わせる証拠がいっぱいある。しかし、その楽しさは能力のない教員あるいは社会的要因によって破壊されてしまう」:能力のない教員とはラング、あんた自身やがな!とラングの教科書読んだ事のある人は突っ込んでしまうがなw。本人の考えている事は素晴しいのに実作が駄目、数学界の車谷長吉の称号をラングに与えようww。2017/03/07

aomoriringo

0
全6章で構成され、各章は独立している。1章の素数からベートマン-ホーン予想の話、2章のabc予想の話は学生との対話も数多く挟まれていて面白く読めたのだが、それ以降の章は学生との対話が極端に少なくなり、普通の数学の教科書になってしまう。そして内容が難しいので全然理解できなかった。1,2章(44ページ分)での対話は12個所あるが、残り4章(約120ページ分)には3個所しかない。というか3,5,6章は0だ。 大学初年度の知識があれば読めると何度も書かれているが、本当かなあ?私の精進が足りないだけか。2014/03/20

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