内容説明
本書は、先端的なグラフ理論の全体像を把握するために書かれた教科書である。どの章も、その分野で何が問題になっているのかがわかる導入になっており、その精神が丁寧に書かれている。また、形式的な証明を与える前に、その直観的なアイディアが示されており、理解を助けてくれる。特に、最終章には、近年のグラフ理論の1つの指導原理となっているRobertsonとSeymourによるグラフ・マイナーの理論がまとめられている。
目次
第1章 基本用語
第2章 マッチング
第3章 連結度
第4章 平面的グラフ
第5章 彩色
第6章 流れ
第7章 密なグラフの部分構造
第8章 疎なグラフの部分構造
第9章 ラムゼー理論
第10章 ハミルトン閉路
第11章 ランダム・グラフ
第12章 樹状分解とマイナー
著者等紹介
ディーステル,R.[Diestel,Reinhard]
Mathematisches Seminar der Universit¨at Hamburg
太田克弘[オオタカツヒロ]
東京大学大学院理学系研究科修了。慶応義塾大学理工学部助教授。理学博士。専門:グラフ理論。訳書に、L.ロバシュ『組合せ論演習3 グラフの不変数』(東海大学出版会、共訳)
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感想・レビュー
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