出版社内容情報
《内容》 遺伝子を患者の体内に導入することで治療を行おうという遺伝子治療は、欧米では盛んに研究されており、特に、がん、AIDSなど、現在の医療技術では治療困難な疾患や遺伝病などでは臨床試験も進んでいる。最近、わが国でもいくつかの臨床試験が始まった。本書は、その歴史から、研究の現状、実験的な領域まで、また、技術から応用まで、バランスよく、ポイントを押さえて記述している。基礎研究に携わっている人から臨床の場にいる人まで、遺伝子治療について必要な知識を得るのに適切である。「すべてに対する治療法」遺伝子治療について、その歴史から、研究の現状、さらに実験的な領域までを解説。遺伝子治療にかかわるすべての人に必須の1冊 《目次》 第一部 背景 遺伝子導入と遺伝子治療の歴史 ヒト疾患のマウス遺伝モデルの作製 遺伝子発現における転写後のプロセスの重要性:翻訳, mRNAの安定性そしてポリ(A)修飾 遺伝子治療に向けてのプロモーター, エンハンサー, および誘導要素第二部 方法および機構 DNAの骨格筋への取り込みの予測されるメカニズム アデノウイルス-ポリリジン-DNA複合体によるリセプターを介した遺伝子導入法 リポソームを用いた哺乳動物細胞への遺伝子導入 リセプターを介してDNAを導入する in vivo 遺伝子治療法の開発 リン酸カルシウム法による DNA 導入 オリゴデオキシヌクレオチドの細胞内移行 粒子射撃法 (particle bombardment) による遺伝子導入:遺伝子銃 Accell の応用 細胞内への電気的 DNA 導入-エレクトロトランスフェクション第三部 応用 薬剤として遺伝子を利用する場合の薬物動態研究 ウイルスを用いたげっ歯類グリオーマの遺伝子治療 アデノシンデアミナーゼ欠損症と悪性固形腫瘍に対する遺伝子治療 中枢神経系への遺伝子導入を目的とした単純ヘルペスウイルスベクターの研究 直接的遺伝子導入法とカテーテルを用いた遺伝子導入法:循環器系疾患および悪性疾患への応用 関節炎に対する遺伝子治療 遺伝子治療:アデノウイルスの出現 In vivo での心臓への遺伝子導入 アシアロ糖蛋白質-ポリリジン結合体を利用したリセプターを介する特異的遺伝子移入 レトロウイルスを用いた遺伝子導入と Duchenne 型筋ジストロフィー
内容説明
「すべてに対する治療法」遺伝子治療について、その歴史から、研究の現状、さらに実験的な領域までを解説。遺伝子治療にかかわるすべての人に必須の1冊。
目次
第1部 背景(遺伝子導入と遺伝子治療の歴史;ヒト疾患のマウス遺伝モデルの作製;遺伝子発現における転写後のプロセスの重要性:翻訳、mRNAの安定性そしてポリ(A)修飾
遺伝子治療に向けてのプロモーター、エンハンサー、および誘導要素)
第2部 方法および機構(DNAの骨格筋への取り込みの予測されるメカニズム;アデノウイルス‐ポリリジン‐DNA複合体によるリセプターを介した遺伝子導入法;リポソームを用いた哺乳動物細胞への遺伝子導入;リセプターを介してDNAを導入するin vivo遺伝子治療法の開発 ほか)
第3部 応用(薬剤として遺伝子を利用する場合の薬物動態研究;ウイルスを用いた齧歯類グリオーマの遺伝子治療;アデノシンデアミナーゼ欠損症と悪性固形腫瘍に対する遺伝子治療;中枢神経系への遺伝子導入を目的とした単純ヘルペスウイルスベクターの研究 ほか)
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- 和書
- 重光・東郷とその時代