内容説明
本書は、生命、遺伝コード、細胞、性、多細胞生物、社会、そして言語の、それぞれの起原について論じている。長い歴史のなかで、生命そのものの発生から、真核細胞の出現、性の分化、多細胞生物の出現、社会の成立、そして原言語の誕生など、生命は新しい階層へと移行することで進化してきた。移行により到達した階層では何が特徴的なのか?新しい階層への移行はなぜ起こり、一方では、移行を引きとどめるどのような慣性が作用したのか?本書では、妥当な事実の取捨と、ときには大胆な推測を組み合わせることによって、生命の歴史をサイエンスとして語っている。
目次
序
生命とはなにか
化学進化
鋳型の進化
ニワトリとタマゴの問題
転写と遺伝コードの起原
原始細胞の起原
真核生物の起原
性の起原と種の本性
ゲノム内の不和合〔ほか〕
感想・レビュー
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- 和書
- 肥後の石工 岩波少年文庫