謎を解く人びと―数学への旅

ダース，ジャン＝フランソワ〈Ｄａｒｓ，Ｊｅａｎ‐Ｆｒａｎｃｏｉｓ〉/レーヌ，アニック〈Ｌｅｓｎｅ，Ａｎｎｉｃｋ〉/パピョー，アンヌ【編著】〈Ｐａｐｉｌｌａｕｌｔ，Ａｎｎｅ〉/高橋 礼司【訳】

シュプリンガー・ジャパン（2008/10発売）

• サイズ B5判／ページ数 197p／高さ 20X23cm
• 商品コード 9784431100508
• NDC分類 410.28
• Cコード C3041

内容説明

フランスにある数学の研究所の人びとの日常を、科学ドキュメンタリー映画の製作者たちが撮影した写真集。数学者とはどんな人たちなのか？何を考えているのか？どんなふうに研究しているのか？幾人ものフィールズ賞受賞者を含む、世界の著名数学者や、年若き訪問者たちが本書のために書き下ろした随想・短文も収録。数学研究の核心にふれた言葉が興味深い。

目次

Ｍ．アティヤ―夢
Ａ．コンヌ―容赦のない現実
Ｄ．クライマー―タスマニアより愛をこめて
Ｋ．イェイツ―パズル
Ｐ．アルメイダ―構造化された熱狂
Ｎ．Ｂ．チャウ―韃靼の砂漠
Ｐ．Ｏ．ドエイ―異国趣味
Ｓ．Ｄ．ビュイル―好奇心
Ｔ．ダムール―シャルトル街道の敷石とジョーンズ多項式
Ｃ．デウィット―１９４８年から今日まで〔ほか〕

著者等紹介

ダース，ジャン＝フランソワ［ダース，ジャン＝フランソワ］［Ｄａｒｓ，Ｊｅａｎ‐Ｆｒａｎｃｏｉｓ］
ＣＮＲＳに所属し、科学ドキュメンタリー映画の製作を多く手がけている

レーヌ，アニック［レーヌ，アニック］［Ｌｅｓｎｅ，Ａｎｎｉｃｋ］
ＣＮＲＳ研究員、ＩＨ´ＥＳ客員研究員

パピョー，アンヌ［パピョー，アンヌ］［Ｐａｐｉｌｌａｕｌｔ，Ａｎｎｅ］
ＣＮＲＳに所属し、科学ドキュメンタリー映画の製作を多く手がけている

高橋礼司［タカハシレイジ］
数学者。１９５１年東京大学理学部数学科卒業後、フランス政府招聘留学生として、ナンシー大学に留学。１９６２年より東京大学、ナンシー大学、上智大学、放送大学の教授を歴任。専門は群の表現論（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[depthofthesky]

#dokusyo アラン・コンヌ、いいなあ。非可換幾何学なんてぜんぜんわからないけどｗ 数学者ってのは奇人変人だけじゃなくてふつうのひとも多いんだよな。当たり前か。新聞読んだり講義をしたり考えこんだり。なんか見てるとほっとするし、こういう日常が人間の思考の切っ先を支えているのだと思うと感動する。

2010/04/08

[xivia | ゼビア]

「幾何学的な問題はア・プリオリに直感的な取扱いの余地がある」(p.71) ここでプラトン『メノン』を想起した．抽象的な思考を極力，幾何で表現してみようと思う．

2016/12/10