内容説明
わが国の原子物理学の父であり、世界的学者として徳望の高かった仁科芳雄(1890‐1951)の功績を記念し、吉田茂首相を設立発起人会の会長として1955年に発足した仁科記念財団。その歴史と伝統に輝く仁科記念講演の記録。
目次
原子論の発展(朝永振一郎)
太陽と電離層(青野雄一郎)
電子冷凍の理論と応用(菅義夫)
放射能の話(朝永振一郎)
宇宙の考古学(小田稔)
割れ目の話(平田森三)
エレクトロニクス時代とトランジスタ(鳩山道夫)
仁科先生と朝永さんと私(湯川秀樹)
量子電気力学の発展(朝永振一郎)
現代科学における抽象化(W.ハイゼンベルク)〔ほか〕