出版社内容情報
有限要素法・数値流体解析・乱流解析などについて日米の研究者・実務者が最新の成果に基づき基礎から応用・プログラミングまで詳細に解説。
内容説明
有限要素法は、複雑形状への適合性に優れていることを最大の特長としている。CFD(数値流体力学)が多種多様な3次元の実用的問題に適用される今、きわめて重要な手法である。本書は、前著『有限要素法による流れのシミュレーション』の出版後、この10年で一般的となった理論や新たな内容を加えて続編として編纂されたものである。有限要素法に基づく流れ解析における最近の研究成果を元に、その基礎からプログラミング、流体‐構造連成解析や乱流解析、計算バイオメカニクス等への応用までを詳細に解説している。有限要素法流れ解析の基礎から最先端の応用までを理解するための教科書・参考書として好適な1冊である。
目次
流れのシミュレーションにおける支配方程式
有限要素法の基礎―Poisson方程式
安定化有限要素法の基礎1―移流拡散方程式
安定化有限要素法の基礎2―非圧縮性粘性流れ
安定化有限要素法に基づく非圧縮性粘性流れのプログラミング
自由表面流れ
流体‐構造連成解析
乱流解析
乱流の変分マルチスケール理論
Space‐Time有限要素法による流体構造連成のモデリング
先端的応用例