内容説明
本書はドイツ数学会の会長(当時)が、高校生や大学生、広く一般の方々を対象に、若手数学者とコンビを組んで書き下ろした「数学に興味がわく物語」です。物語は、数学の苦手な高校生レナが、父親からパソコンを贈ってもらったことから始まります。日常生活のさまざまな場面に現れる「最短経路」を題材にとりあげ、その背景にある数学的理論、すなわちグラフ理論の基礎を、複雑な数式の展開なしに物語の中でわかりやすく解説します。大学の情報科学で必要とされる基礎的な知識も自然に習得できる、楽しい読み物です。
目次
最初のコンタクト
ルートプランって何?
突然ですが、グラフです
重みは重し
危なくない爆発
最短経路をとるか、いなか。それが問題だ!
ローカルに決断して、グローバルに最適化
始めにインプットがあった
ダメなものはダメ
良い時間、悪い時間〔ほか〕
著者等紹介
グリッツマン,P.[グリッツマン,P.][Gritzmann,Peter]
TU M¨unchen,Zentrum Mathematik,80290 M¨unchen,Deutschland.1954年生まれ。ミュンヘン工科大学数学教授。専門は離散数学で、経済学や物理学、物質科学、言語学、医学など幅広い分野に役立つ応用幾何学の研究にも携わり、アレキサンダー・フォン・フンボルト財団のフェオドール・リネン研究奨励補助金やマックス・プランク研究賞を授与されている。2002年から2003年まで、ドイツ数学会(DMV)の会長
ブランデンベルク,R.[ブランデンベルク,R.][Brandenberg,Ren´e]
TU M¨unchen,Zentrum Mathematik,80290 M¨unchen,Deutschland.1970年生まれ。ミュンヘン工科大学数学センター研究助手。トゥリアー大学で応用数学を専攻し、同大学にて応用幾何学に関する論文で学位を取得。また離散数学の問題に関連するオンライン・ソフトウェアライブラリの開発や管理にも携わっている
石田基広[イシダモトヒロ]
徳島大学総合科学部准教授。専門は計算・計量言語学、応用統計学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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