出版社内容情報
本書は千変万化する中盤戦での戦い方が身につき、相手を圧倒するパワーが養えます。
「厚みとモヨウの活用」は、中盤を戦っていくうえでないがしろにできません。みなさんの碁を拝見していると、厚みとモヨウをうまくこなしている人もいれば、さっぱり活用できていない人も少なくありません。その違いは、だいたい棋力に比例するようです。厚みは、勢力、パワーです。実利はともなわないけれど、やがて地モヨウに、あるいは攻めに役立つかもしれません。モヨウは勢力圏です。まだ確定地ではないけれど、地になる予感があります。厚みと合体したモヨウが有力、かつ強力なのはいうまでもありません。どちらも中盤戦の武器になることは、まちがいありません。問題はその活用法ですが、本書はそれを「基本」と「慣れ」に求めました。実戦例をふんだんに用いたのは、基本と慣れを身につけるためです。読了後、大いに棋力向上しているに違いありません。
内容説明
中盤戦の必勝の打ち方を公開！勢力とパワーで紛砕！！
目次
第１章 厚みの方向と活用（厚みの活用法；次の一手は？；カベの弱点、二題）
第２章 モヨウの方向と活用（モヨウの広げ方・消し方；地かモヨウ拡大か；モヨウのつくり方 ほか）
第３章 厚みとモヨウの攻防（厚みとモヨウは渾然一体；踏み込む消し；巨大な厚みと中央作戦 ほか）
著者等紹介
小林覚［コバヤシサトル］
昭和３４年４月５日生。長野県松本市出身。昭和４１年：木谷實九段に入門。平成７年：第１９期棋聖戦で趙治勲棋聖を４‐２で破り棋聖位を奪取。第４２回ＮＨＫ杯初優勝。第２０期碁聖戦で林海峯碁聖を３‐２で破り碁聖獲得。平成８年：第５期竜星戦初優勝。平成１２年：第３３回早碁選手権優勝。平成１７年：第３０期名人戦挑戦者。平成１９年：第３１期棋聖戦挑戦者。平成２５年：第３回マスターズカップ優勝（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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