出版社内容情報
本書は世界最強の囲碁棋士、李昌鍋(イ・チャンホ)のサクセスストーリーです。
36歳のプロ棋士・李昌鎬九段。幼くして入段してから、数多くの話題を生み出し、韓国囲碁を世界最強に引っ張り上げた不滅の勝負師。李昌鎬は、1000万に迫る韓国の囲碁ファンばかりに限らず、囲碁に関心のない人にも広く知られ渡っている代名詞です。これは韓国に限られた認知度ではありません。長い間、囲碁を国技としてきた日本ばかりではなく、アジア各国、最近囲碁ブームが起きている欧米各国も同じです。囲碁の宗主国である事を自負している中国では、いくら山奥の村やへき地であれ、国家主席の名前は知らなくても「囲碁の神」李昌鎬の名前は知っています。この本は「世界的棋士」李昌鎬が誠意を尽くし、信義を貫いて囲碁一筋で歩みながら得た黙々とした悟りの記録であり、世の中の全ての親と子供に聞かせてあげたい楽しい囲碁のストーリーです。李昌鎬の古くからのファンにとっては彼のドラマチックな勝負人生と奥深い囲碁哲学を吟味する機会になるでしょうし、職場と社会という戦場で生き残るための戦略を練る必要のある人にとっては囲碁を通してわかるゲームの法則と生き残りの必殺技を習得する機会になるでしょう。
【著者紹介】
1975年7月29日生 韓国全州に生まれる。1984年 曹薫絃九段の内弟子になる。1988年 史上最年少でタイトル獲得(13歳、第8期碁王戦) 1992年 東洋証券杯優勝(16歳、最年少世界チャンピョン) その後、国内外で数々のタイトルを獲得した世界最強棋士。
内容説明
才能と考える力について、勝つには捨てるという知恵について、そしてまだ終わっていない勝負について…。世界最強棋士が真摯に語る感動の書。
目次
第1章 天才を育む(ゲームセンターの無敵の兄弟;才能を育てる糧 ほか)
第2章 巨人の肩の上に(少年棋士、プロデビュー;本戦に進出する ほか)
第3章 勝負は世界に(バランスを足掛かりに;挑戦と応戦、試練と栄光 ほか)
第4章 危機の中の選択(変化の波を前にして;「私」よりも「我ら」に目覚める ほか)
第5章 再び原点に立つ(無冠の帝王とスランプ;前進するなら彼等のように ほか)
著者等紹介
李昌鎬[イチャンホ]
1975年7月29日、韓国全州に生まれる。1986年プロ入段。1988年史上最年少でタイトル獲得(13歳、第8期碁王戦)。1992年東洋証券杯優勝(16歳、最年少世界チャンピオン、対:林海峰九段)。1996年富士通杯、東洋証券杯優勝。2003年第1期トヨタデンソー杯優勝。2004年LG杯優勝。2005年春蘭杯優勝。2007年富士通杯、三星火災杯準優勝。2008年富士通杯準優勝。2009年応氏杯、春蘭杯、富士通杯準優勝
辻村優子[ツジムラユウコ]
東京生まれ。ハングル能力試験2級、韓国語能力試験6級、国家試験韓国語通訳案内士取得。(株)ジェティックス翻訳事業本部で囲碁専門書を始めとして一般書籍の翻訳を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。