出版社内容情報
1首見開き2ページで、広がる和歌の豊かな世界!
字の練習をしたいけど、ただなぞるだけだと挫折しそう…。
古典や歴史に興味あるけど、ただ読むだけだとちょっと飽きる…。
本書は、きれいなお手本を楽しくなぞって字が上手くなる、書き込み式の「百人一首」です。
見開き2ページで1首ずつ、和歌の世界に浸りながら、自然と美文字のコツが身につきます!
ユーキャンで長年指導している鈴木啓水先生が、本書のために書き下ろしたお手本はあえて楷書。せっかく練習した成果はそのまま、普段のくらしに活かせます。字のバランスや画と画の空間の取り方など、丁寧な解説つきなので、ユーキャンの美文字メソッドを体験しながらなぞってください。なぞるテーマは、古典でも人気の<百人一首>。ただ何となく「雅び~」と思っていた和歌の世界も、意味や時代背景がわかるとグッとおもしろい!教科書とは一味違う<読み手のホンネ>がわかる現代語訳、系図や地図・イラスト豊富な知識コラムで<歌の背景>を感じたら、仕上げにもう一度、しみじみ浸りながらゆっくりなぞる…。おうち時間を有意義に、楽しく過ごしたい方のための「ユーキャンのおうち時間シリーズ」で、きれいな字と豊かな時間を体感してください!
―おもな特長―
◎書家・鈴木啓水先生による美しいお手本字。丁寧な書き方解説で、美文字レッスン!
◎ボールペンでも、えんぴつでも、しっかりなじむ紙&よく開く製本方式を採用
◎教科書っぽくない、ライブ感のある現代語訳
◎図やイラスト豊富な「古典のまめ知識」も充実
◎仕上げのなぞりがきは、お好みでぬりえも楽しめるイラストつき
内容説明
書家・鈴木啓水先生による美しいお手本字。丁寧な書き方解説で、美文字レッスン!
目次
秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ(天智天皇)
春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山(持統天皇)
あしびきの山鳥の尾のしだり尾の長々し夜をひとりかも寝む(柿本人麻呂)
田子の浦に打出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ(山部赤人)
奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の声聞くときぞ秋は哀しき(猿丸大夫)
かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける(中納言家持)
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも(阿部仲麿)
わが庵は都のたつみしかぞ住むよを宇治山と人はいふなり(喜撰法師)
花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに(小野小町)〔ほか〕
著者等紹介
鈴木啓水[スズキケイスイ]
昭和23年東京生まれ。啓友書道会主宰。文部科学省後援硬筆書写検定・毛筆書写検定東京都審査委員。全日本書文化振興連盟・副理事長。日本書道協会本部講師。U‐CANペン字・書道講座テキストの執筆。ほか、書籍の執筆も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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