内容説明
この本では主に中小企業の経営者を対象にしています。転ばぬ先の杖、まず取引先の倒産のきざしである「赤信号」のキャッチの仕方を考えます。次には、いざキャッチしたらいかなる手段をとるべきであるかを検討します。三番目には、いよいよ取引先が倒産します。そのときあなたは何をすべきか、そして四番目には倒産会社の締めくくりがどのようなものかを見ていきます。
目次
第1章 取引先倒産に巻き込まれないための経営者の心構え(企業にはいつか倒産の危険がある;倒産の基礎知識―倒産とは何かをまず理解しておく ほか)
第2章 倒産の危険信号をとらえたときの対策マニュアル(イザのとき債権者はどうするか;調査・相談―興信所を使って相手の信用調査をする ほか)
第3章 倒産における法的手段の活用マニュアル(倒産したときに債権者が打つ手は;訴訟―債権回収では、まず、訴訟を起こす ほか)
第4章 私的整理(内整理・任意整理)と債権者の対策マニュアル(業績の悪い取引先の立場も考える;債権の棚上げ―債権の棚上げや切捨てのやり方 ほか)
第5章 倒産処理と債権者の対策マニュアル(倒産後にとるべき債権者の姿勢;特定調停―特定調停とはなにか ほか)
著者等紹介
高井和伸[タカイカズノブ]
昭和15年生まれ。昭和42年愛知大学卒。郵政省を経て、昭和49年司法試験合格。高知地裁、浦和地裁判事補を歴任。昭和56年2月弁護士登録。平成元年参議院議員に選出される。平成5年辞職して衆院選に出馬。現在、弁護士として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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