内容説明
新しい「民事訴訟法」による改正の主要点のひとつとして「少額事件訴訟の創設」があげられる。本書は、一般市民が訴額に見合った時間と費用で紛争の適正、迅速な解決を受けられるように、若手の司法書士が「少額訴訟」の案内書となることを目指して執筆した。
目次
1 私的な争いのいろいろな解決方法
2 少額訴訟に関する特則の概要
3 少額訴訟の長所と短所
4 少額訴訟手続で訴えるにはどうするか―20万円の貸金請求事件の場合
5 少額訴訟を起こされた場合にはどうすればよいか―被告になった場合の対処法
6 ドキュメント売買代金請求事件―少額訴訟手続による裁判の流れ