出版社内容情報
◆健康長寿の人は「リンパ球数」が「2000」以上だった!
大阪の名医がわかりやすく教える、目からウロコの健康のコツ。
◇本書「はじめに」より抜粋
突然ですが、あなたは、自分の「リンパ球」の数を知っていますか?
理想のリンパ球数は、2000以上です。
いきなり「リンパ球」と言われても、一般の人は「えっ、何?」と戸惑われるかもしれません。でも本来、リンパ球は自分の健康の指標である「免疫力」の強さを知る上で、重要な要素なのです。
私は大学を卒業後、外科医や救急医として第一線で16年間、開業医として地域医療に従事し17年間、人の生死に関わる仕事に携わってきました。多くのがん患者さんの手術や抗がん剤治療にも携わってきました。
その中で気づいたのは、がんの治療をされたほとんどの方は、リンパ球数が1000以下になっているということでした。とくに、抗がん剤治療や放射線治療をされた方には、顕著にリンパ球の低下が認められました。
病気だけではありません。町の開業医として多くの未病の方を診ていると、高齢になるにしたがって心や体の不調が日常的に起こり、体力も低下し、元気がなくなってきます。そういう方のリンパ球を見ると、いままで2000以上あったリンパ球数が2000以下になっているのです。身体が弱ってきたり、高齢になったりすると、リンパ球数が低下するのです。
こうした経験から私は、確信を得ました。
「元気のカギはリンパ球にあり!」
では、そのリンパ球は、どうやって増やしたらいいのでしょうか?
それを解決する方法や生き方を、この本ではご紹介したいと思います。
内容説明
健康長寿の秘密は「リンパ球数」にあり。
目次
第1章 リンパ球数が上がれば、「奇跡」が起こる!(免疫力を上げるためには何をすればいいの?;モンゴルへ旅したがん患者さん9名中8名のリンパ球が増加した ほか)
第2章 「リンパ球数2000」をキープすると、なぜ健康になるのか?(医者は「健康」の専門家ではない;がんになるとなぜ、リンパ球数が下がるのか? ほか)
第3章 リンパ球数を上げるための「準備」(人間の3つの事実;人生の残り時間を計算すると人生の密度が変わる ほか)
第4章 リンパ球数を上げる「習慣」を身につける(セルフ治療のすすめ;良い習慣を身につけるコツ ほか)
第5章 リンパ球数を上げる「未知なるもの」に出会う行動(一日一回「初めてのこと」をやってみる;好奇心と旅の遺伝子 ほか)
著者等紹介
谷口一則[タニグチカズノリ]
元気と健康プロデューサー。Dr.谷やん。1961年、大阪生まれ。大阪の何でも屋の開業医。大学卒業後、大阪大学医学部第二外科に入局。その後、国立大阪医療センター外科、千里救命救急センターなどで救急医として研修し、がん医療や救急の第一線の現場で勤務する。また、米国UCLAで移植医療に、台湾大学医学部では緩和医療に従事した。17年間一貫して外科系の医療を実践し、人間の生と死に関わる医療に携わってきた。脂の乗り切った40代前半、「体重95キロ、血圧189/100、中性脂肪500以上」という医者の不養生を絵にかいたような状態になり、体調を崩す。それをきっかけに43歳の時に、病気にならない予防医学の重要性に気づき、開業医を目指す。現在は街の開業医として、風邪からがんまで1日120人以上、年間3万人以上の患者さんの治療に携わる傍ら、地域の、かかりつけ医として訪問診療をこなしながら、学校医、産業医として幅広く地域の医療活動し、医師会活動にも従事している。介護保険や認知症、高齢者医療にも精通する医療のエキスパート。また、NPO法人「21世紀の医療を考える会」の理事として15年にわたり、がん患者さんを統合医療的な立場でサポートしている。約12年前から、がん患者さんとのモンゴルや沖縄久高島、小笠原、壱岐への旅の企画を実践し、患者さんが未知なる旅で元気になり免疫力が上がることを実感。自らも未知なるものへの挑戦者として、サックス、ピアノ、ボーカルレッスンに通って音楽ライブを企画し、音楽の癒し効果を実感している。2012年には日本パーソナルブランド協会主催のセミナーコンテストでグランプリを受賞。「元気と健康プロデューサー」として、健康や病気に関するセミナー活動も実践している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。