出版社内容情報
家族のために遺言を遺しておきたいと思っている方へ――
「公正証書遺言」とは、遺言者が公証人に遺言内容を口頭で述べ、これを公証人が筆記して作成した遺言の方式です。
日本では、作成遺言の8割以上が公正証書遺言です。
本書は、公正証書遺言のメリット、自筆証書遺言(手書きの遺言)との違いや作成方法などを、弁護士が具体的にわかりやすく説明したものです。
本書が、遺言作成を考えている読者の理解を深める一助になれば幸いです。
※本書は、従前刊行していた「手書きの遺言はおやめなさい!」(2015年5月27日初版発行)のタイトルを変更し、所要の改訂を加えて刊行したものです。
内容説明
遺言・相続事件を数多く手がけてきたベテラン弁護士が、公正証書遺言のメリット・作成のポイントをわかりやすく説明。相続法改正の概要を追補。
目次
第1章 自筆証書遺言の存在がモメる原因に?トラブル事例(他人の添え手の補助を受けて作成した遺言が、偽造だとして争いに;被相続人の死後、手書きの遺言書が2通見つかり、どちらの遺言書が有効かをめぐって泥沼の争いに ほか)
第2章 こんなに沢山!公正証書遺言のメリット―自筆証書遺言との比較(公正証書遺言とは;メリット1 形式面で無効になりにくい ほか)
第3章 公正証書遺言作成前にしておくこと(自分が持っている相続の対象となる財産をリストアップして正確に把握する;誰に遺産をやるのか、相続人のリストも作っておく ほか)
第4章 公正証書遺言はこう作る!(公正証書遺言作成の流れ;遺言書には財産以外の事項についても記載できる ほか)
巻末増補 相続法改正の概要
著者等紹介
堀川末子[ホリカワスエコ]
弁護士。堀川末子法律事務所。昭和46年弁護士登録。日本女性法律家協会副会長を務め、現在、一般社団法人多摩南部成年後見センター顧問兼業務指導委員会委員、東京都社会福祉協議会苦情解決第三者委員、狛江市高齢者虐待防止・見守りネットワーク代表者会議委員。一般社団法人多摩南部成年後見センターにて成年後見のための民法(親族・相続)の講演、狛江市民講座にて相続・遺言・成年後見の講演を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。