朽ちゆく世界の廃墟

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朽ちゆく世界の廃墟

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  • サイズ B5判/ページ数 128p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784426122522
  • NDC分類 520.4
  • Cコード C0026

内容説明

時に飲まれゆっくりと朽ちてゆく人工物。鉱山、列車、船、施設等、廃墟と化した約50個所を紹介。

目次

ケネコット鉱山跡(アメリカ)
ボディ(アメリカ)
カサグランデ鉱山(アメリカ)
デイヴィス・モンサン空軍基地(アメリカ)
クライン・キュラソー島(オランダ領)
パラナピアカバ(ブラジル)
列車の墓場(ボリビア)
ラ・サンティシマ・トリニダー・デ・パラナ(パラグアイ)
ヴィラ・エペクエン(アルゼンチン)
グリトビケン(イギリス領サウスジョージア島)〔ほか〕

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

161
寂しさと美しさってなんだか似ているような気がする。かつては人が住んでいた微かな賑わいの気配が、風に乗って耳をかすめるような。もう何処にも人の気配はないのに、少し安心して、でもやっぱり少し怖くて。 誰も見向きもしなくなった、密やかなものたちに魅力を感じるようになったのは小川洋子さんの影響。打ち捨てられた建物、車や船に物語を思ってみる。2020/03/15

kinkin

90
世界の廃墟写真集。日本の廃墟も数箇所載っていた。鉱山跡、海の中の朽ちた船、地下鉄跡、飛行機や船の墓場、建築物他、人が写っていないどの写真も静かながら昔の繁栄や活躍を漂わせたところがあった。廃墟は時間と共に廃墟であり続けるのか、それともどこかの時点で解体されるのか・・・日本の軍艦島が入っていなかったのは意外。図書館本2018/07/12

かりさ

72
かつては人々の息吹があり、整然と輝く未来に満ちていたであろう場所。いつしか人の気配は消え、朽ち果てるだけの廃墟はけれども魅惑的にその姿を残し続けている。廃墟好きであり、密かに工場萌えでもあるので、「フェルクリンゲン製鉄所」や「キエフの廃地下鉄」「バラクラヴァの潜水艦基地」などはさらなる興味を持って写真を眺めました。ツタの葉に覆われた幻想的な廃村も時が止まったかのような静寂さを感じ、そびえる離島のホテルはどこか寂しそうで、つまりは廃墟にはこんなにも哀愁さを感じるから惹かれるのかしら。廃墟好きさんぜひぜひ。2017/08/17

鷺@みんさー

45
歴史的遺跡、戦跡、産業廃墟。主にそれらのカテゴリになるものたち。最近これ系の写真集ばっか読んでるので、ほぼ既知のものだったが、表紙にもなっている后斗湾の廃村は圧巻。まんまジブリの世界だ。「水上に浮かぶ森」こと、ホームブッシュベイの廃船もラピュタ的。日本では八丈島に1968年に建てられた「ホテルオリエンタルリゾート」が、初見だったので興味深かった。映画「トリック」のロケ地であるという。まるっとお見通しだったんだな。2018/09/03

らぱん

35
表紙に惹かれて選んだのだが、掲載50か所の内で一番良いのがこれだなという、がっかり感がある。自分が実際に行ったことがあるのはドイツと日本の2か所で、その他の媒体で知っていたのが10か所くらい。取り上げている地域は広く網羅的ではあるが、廃墟というよりは遺跡であったり、船や自動車の墓場だったり、無秩序な選択でさほど感心しない。決定的なのは写真の魅力が乏しく迫力に欠けること。表紙は中国で上海の南東にある廃村となった島の集落で、無人になってから30年経つか経たないか。温暖な気候が作った植物の力による光景だ。2019/07/28

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