内容説明
いわれなき誹謗中傷からあなたを守る!IT弁護士が教えるプロの戦略。
目次
第1話 自殺?変死した政治家秘書と闇サイト
第2話 5年前の痴漢で再就職できない元教員
第3話 ヴィジュアル系ファンの女の戦い
第4話 ブラック企業?外食経営者の憂鬱
第5話 自業自得?虚偽投稿で炎上した大学生
第6話 デマに「なりすまし」。モデルの卵の危機
第7話 ランキングで最下位にされたことにもの申す
第8話 増え続ける匿名サイト!投資家を狙う闇の正体
著者等紹介
河瀬季[カワセトキ]
元エンジニアの弁護士。「弁護士全員が元エンジニア」という特徴を持つコスモポリタン法律事務所(東京・池袋)にて、パートナー弁護士として活動中。筑波大学附属駒場中高等学校を卒業後、大学入学直後よりIT関連フリーランサーとして活動。エンジニア、ITライターとして働く。その後、東京大学法科大学院に進学し、司法試験に合格。弁護士となる。現在はシードステージのベンチャーから東証一部上場企業まで、約30社の顧問弁護士(または執行役員、役員)として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
54
【NetGalley】元エンジニアの弁護士執筆のフィクション。ネット上に残っている風評被害を『デジタル・タトゥー』というらしい。元エンジニアという経歴の持ち主だからこそのITに強い弁護士。現代には需要が多いのではないか。法律やITに関する専門知識の説明は難しかったが普段使っている言葉の意味が法律になると意味が違ってくるのは面白かった。ランチを食べながらの短い時間だけちょっと読むつもりが夢中になり読了。どうやら映像化もしているらしく、観ていなかった事が少々悔やまれる。1932019/06/13
昼夜
19
ドラマの原案だったけれど本来は事務作業で弁護士としてイメージしていた仕事と全然違うんだとびっくりでした。急速的にIT関連の技術は進歩して生活に欠かせないものとなっているし影響力も日々強くなっていく一方なのに立法も司法もITをよく分かってない年代の方が大半でどう扱うべきか判らないでいるのが実状なんですね。この本は解決手法が載っているのでデジタルタトゥーで困った人を助けるためのハウツー本として使われればいいと思うのですが、これを悪用する人が現れなければいい、例え使ったしても違う解決方法があって欲しいです。2019/08/10
kei302
10
簡単にできるネット上の「なりすまし」に危機感を持った。もし自分の身に起こったとしたら..。8話の中には自業自得では?と思えるものもあったが、一度ネットに上がると消すのは難しい。正に“タトゥー”だ。2019/06/23
すなどけい
3
第1話は横文字が多くて早くも苦戦の予感。分からない箇所は読み飛ばして先を進めるとインターネットの知識が乏しくても最後まで興味を持って読み切ることができる面白い話だった。『デジタル・タトゥー』~インターネット上で公開された書き込み等は消すことが難しい~ということらしい。「更生を妨げられない利益」「逸脱論評」など初耳の専門用語も分かり易く説明されている。死体損壊罪の被害者は誰なのか?という件は、暫く刑事モノを読むたびに浮かんできそう…。素人目には誹謗中傷の被害者側・加害者側双方の参考になりそうな感じがした。2017/03/30
@,鰤華
2
ネットでの誹謗中傷等への対応について、具体的な調査・法的措置のプロセスが初心者にもわかりやすく物語形式で解説されており、これまで漠然と泣き寝入りとなるイメージが強かったものが、対応の可否・困難度がつかめるようになる。専門家への相談という選択肢を持てるか否かの差は大きいし、実際に行動に移すかも、対応内容をあらかじめ知っているかによって変わってくるだろう。2020/01/05
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