内容説明
世界の真実を伝えるのは報道カメラマンだけじゃない。派遣社員として働きながら、ごり押しで取った休暇で世界の隅っこを見て歩く、松本智秋のコンパクトカメラは、地球の上に生きるよその国の人々の日々の真実を生き生きと写し出す。「いろんな国があるなあ、いろんな人がいるなあ。昨日の私はそれを知らなかった。ああ、今日の私はそれを知ってる!」そんな智秋が、とびきりおいしい世界のごはんと、素敵な旅の仕方教えます。
目次
東欧・コーカサスの旅 地図(ブルガリア;ルーマニア;ハンガリー;グルジア;アルメニア)
中東・アフリカの旅 地図(シリア;レバノン;イエメン;トルコ;イラン;モロッコ)
オセアニア・アジアの旅 地図(フィジー;ラオス;ミャンマー;中国;インド;ラダック)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ann
39
随分前に愛読していた写真家 西川治さんの世界中のゴハンのライブ写真とルポを再現してるような既視感(持ちろよ良い意味で)があり、すごく楽しかった!どちらかといえばマイナー(失礼)な国々での、出会いと食事のオンパレードだけなのにワクワクしっぱなし。以前からチャルカさんなどの本で東欧の家庭のゴハンに興味があったので、その意味でも。こんな風に好きなことして生きてるってひと握りだと思うからこそ、その体験を披露してくれて楽しませてくれてありがとうって伝えたい。独りが寂しくない年代のうちにひとり旅はしておくに限る。2021/10/17
みずたま
18
こういう本は大好き。もっとご飯の写真が見たかった。初著書とのことで写真も文章も素朴で初々しい。もっと内容に深みがあったら良かったかな。名前と文章から女性と推測…ヒッチハイクで移動をされることもあって読んでいて私が心配になりました^^;2015/04/18
くさてる
15
働きながらお金を溜めて旅をする。のんびりと外国の風景と美味しいものを楽しんで気負わない感じの著者のスタンスが読んでいて心地良かったです。平和で可愛い風景や美味しそうな食べ物、人々の優しい笑顔が印象的なスナップ写真ばかり。だからこそ、シリアのミルクプリンの写真も、忘れられない一枚。こんな美味しそうなスイーツがある国の平和を願わずにはいられません。旅好き、食べ物好きにはおすすめの一冊です。2015/12/02
きゅー
8
単身での海外旅行記。とは言っても、どこか有名なところに行くわけでもなく、タイトルのとおりに散歩をしていたら見つけた程度のゆるい感覚。しかし、気ままに海外旅行に行くために料理の仕事をやめて、派遣で働くようになったというのだから中途半端な気持ちではないだろう。添えられている写真も味わいがあり、人々の笑顔が嬉しい。旅が日常で、日本の暮らしが非日常という彼女の次作をぜひ期待して待っている。2020/03/13
如月やよい
7
タイトルがまずいいでしょ。散歩とごはんのくり返し。世界を旅する女性の写真と日記です。のんびり、穏やかな雰囲気のものが多く、幸せな気分になれます。文章を読むと、ヒッチハイクなどもされてる方なのですが、旅ずれしていない感じが親しみが持てます。フォントやイラストなども可愛い。2016/03/15