内容説明
本書は、民事再生法の改正により小規模個人再生手続が整備されたこともあって、民事再生法と破産法の基礎を説明することを目的としたものです。現在危機状態にあって、どうしたらいいかと考えてる方々、将来万一のときに備えて知っておきたいと思っている方々を中心に、実際はどのように動いているのか、いざというときの注意点は何かといった点にポイントを絞って、できるだけ分かりやすく説明するよう努めました。
目次
第1編 債務整理の方法(危機状態にはそれぞれの事情がある;夜逃げ、自殺は最悪の選択 ほか)
第2編 通常の民事再生手続(民事再生手続は倒産の執行猶予;あきらめずに「再生」を試みる ほか)
第3編 個人再生の手続(新しい「個人再生」のしくみ;自己破産とはここがちがう ほか)
第4編 自己破産の手続(100%免債の道;支払不能かどうかが判断基準 ほか)