内容説明
代々、農家で受け継がれてきた在来種を中心に、長谷川清美が歩いてみつけた豆粒たち…。ひと粒ひと粒の豆の物語がはじまります。
目次
第1章 豆の基礎知識(「豆」の基礎知識;豆の分類 ほか)
第2章 豆手帖―一般の豆から在来種まで(インゲンマメ属;ダイズ属 ほか)
第3章 全国各地で出会った在来種手帖―ニッポン列島在来種行脚(秋田県湯沢市雄勝地区;新潟県長岡市・中魚沼郡 ほか)
第4章 世界の在来種を訪ねて(海外のローカルビーンズカタログ;世界「豆」歩き 海外の豆・食を訪ねて)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あじ
33
道産の豆類を遠軽町で販売する「べにや長谷川商店」が手掛けたまめまめしく素敵な豆図鑑(※何代にも渡って自家用栽培してきた在来種にスポットをあてる)。パンダ豆に続き私が興味を持ったのはビルマ豆だ。小豆が不作だった年にあんの原料として大活躍したのだそう。ビルマ豆を使ったばたばた焼き、そば団子などの郷土料理に目が輝く。豆の紹介に付属した“食べ方”のメモも誠うれし。各地の在来種、世界の在来種を紹介する章もある◆併せて読むなら【日本の豆ハンドブック】長谷川清美/著 表紙のパンダ豆にはその後直売所で巡り合う事が叶った。2020/04/14
おれんじぺこ♪(16年生)
24
これは、すごい!普段食べてる「豆」なんてほんのひと握りの種類なんだと思い知らされる1冊でした。写真も素敵♪本文中の【人間にとって「食べもの」である豆。しかし豆は生きている植物。豆は、種であり、次世代に種の命をつなげる「生命」そのものなのです】がとても印象的だった2015/03/28
紫羊
21
豆の基礎知識、日本だけでなく世界中のいろんな豆の紹介。海外の豆事情など、まさに豆の図鑑です。きれいな写真とイラストも沢山添えられていて、豆に対する愛が溢れています。2015/04/30
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き
13
豆国産の豆から、世界の豆まで、豆好き、おばあちゃんっ子にはたまらない至極の一冊。基本知識から、料理の基本、豆手帖なる国産の在来種の地豆を全国各地の生産者のおばあちゃま達の写真と共に掲載してるページは圧巻です。私はうずら豆に祖父母との思い出があるので、豆好きに。沖縄ぜんざいは、我が家はうずら豆で作っています。茨城の白黒小豆や北海道のパンダ豆、虎豆が頬が緩むほど可愛い。新潟の4粒ぎっしりのぼこ豆の愛らしさ。山形のだだちゃ豆、美人の白花豆。栗いんげんはぜひとも食べてみたいです。今度、横浜に行くときは訪れたい。2015/05/22
たらこりっぷ
10
たべものの図鑑、というだけで中身を吟味せずすかさず買いに走ってしまうほどの私。豆と一口にいっても、こんなにバラエティが豊かなのかと驚きます。煮豆に煎り豆、若いうちに莢ごと食べるのも大好きです。食べたことのない豆が山のように掲載されていて、探し当てて味見する楽しみが増えました。ずらりと並べて一度に食べ比べしたい気分です。2015/03/26
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- わたしの鎖骨 文春文庫