内容説明
本当に読みやすいダイジェスト編集版。精選70作品を紹介。
目次
1 十九世紀ロシア文学―プーシキンからツルゲーネフ
2 黄金期―トルストイとドストエフスキー
3 世紀末から十月革命―百花繚乱するイズム
4 粛正から戦争へ―スターリン時代
5 冷戦下の雪解けと停滞―限界と奔放とあらたな模索
6 ペレストロイカ以後―ソ連崩壊の序曲と展開
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
14
最近、気がつけばロシア文学に傾倒していたことに気づいた。基本的にはドストエフスキーとトルストイが中心ですが、それでも、ゴーゴリやチェーホフも読んでいた。で、図書館で目に付いたこの本を借りたら、また読みたい本が増えた。ロシアは行きたいとは思わないけれども、文豪の作品に触れるにつれ、思想や人間味が好きになったのかもしれない。であれば、あくまでも、作中の登場人物の話なので、現地の人がすべて小説に登場するような人が多いとも限らないのに、不思議な魅力を感じる国だと思う。ロシア・・・。2016/06/18
へんかんへん
5
読みたい本を探すのによかった ルージン、イワン・イリイチの死、魅せられた旅人、赤い花、七死刑囚物語2017/06/06
えっ
1
わたしは所謂女オタクなのでこれがどんな本かよくわかる、キャラブックですね。キャラクターが沢山出てくる人気の少年漫画でよく出版されるやつ。ロシア文学のキャラブックがあるとか嬉しすぎる。なんて楽しい本。 水野忠夫さんが亡くなられた2009年に出版されている。素晴らしい仕事を最期まで、尊敬してやまない。2023/10/12
anzuzuzuu
1
本書は各時代の主要な文学作品と作者を紹介してくれる。 概要が非常に面白くて、綺麗に纏まってるし実際読みたい!ととても興味を引かれる。 超有名どころから、もう絶版になってるようなマイナーどころまで紹介してくれるので、まあ読みたい本が増える増える…。あまり日本では聞かない作者の本は絶版になってることが多くてとても悲しい。 ロシア文学はその時代の政治背景や情勢を反映している作品が多く、ロシア史を勉強した上で読んでみるとさらに理解が深まりそうだった。(どの国でもそうだと思うけど…)2021/12/27
viola
1
フランス、イギリス、ドイツ、アメリカと読破しました。 新たに読みたい!というものが一番少なかったけど・・・・やっぱり黄金期(トルストイやドストエフスキー)に自分の好みは偏っているみたい。 計70作品と、他のものに比べて多めに収録されています。2010/02/01