内容説明
交通事故での損害賠償の請求のほとんどは、調停や訴訟などの裁判上の解決ではなく、示談で解決しています。特に、今日は、示談代行付きの自動車保険が普及し、示談交渉の相手は保険会社の示談担当者です。こうした相手に対抗するには、損害賠償に関する法律知識は不可欠です。交渉相手が言ってくる損害賠償額が正当なものなのか、必ずチェックが必要です。本書は、上記の視点から、被害者の正当な損害賠償額と、示談での注意点などについて解説します。
目次
序章 示談をする前の基本知識
第1章 実践的な示談のテクニック
第2章 示談交渉をするときの注意点
第3章 損害賠責任を負う者(支払義務者)
第4章 正当な損害賠償額の出し方
第5章 減額事由の過失相殺と損益相殺
第6章 自動車保険の実戦知識
第7章 示談書作成の要点とサンプル
巻末資料 交通事故の紛争解決のための各種資料と相談先ガイド
著者等紹介
長戸路政行[ナガトロマサユキ]
1929年千葉県に生まれる。東京大学法学部卒業。元弁護士(元東京弁護士会所属)。東京弁護士三会交通事故処理委員、毎日新聞社交通事故法律相談所嘱託相談員を歴任、現在千葉敬愛大学理事長を歴任し、現在は同大学学園長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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