内容説明
経済学をちょいとかじれば世の中の動きが底の底からわかってくる。中学レベルでさらりとおさらい。大人のための新しい教科書。
目次
第1章 「経済学」とは、どういうもの?(そもそも「経済」ってなに?;「希少性」があるから経済学がある ほか)
第2章 「上手な買い物」の研究(「限界効用」が極めつけのキーワード;限界効用理論は微分法で理解 ほか)
第3章 すばらしい「市場」のはたらき(市場とはどういうもの?;「経済主体」が目的別に市場にアクセス ほか)
第4章 経済学の誕生、そしてその後…(アダム・スミスが「経済学」を生んだ;「限界革命」で「新古典派」が生まれた ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーちゃん
22
大人のための楽習シリーズ。どうも「経済」っていう響きだけで苦手意識があり、分かっているような分かっていないような曖昧な理解でここまできてしまいました。基礎を学べるこのシリーズを読むことで少しでも理解しようと思い購入。数式の所は流し読みのようになってしまいましたが、全体的には分かり易くまとまっていたように思います。ただやっぱりそう簡単には分からないのが経済ってものなのかと思いますが(^_^;)2017/11/20
MINA
21
「混沌としていずれ壊れていくだけのようにも思える人間の社会のなかに、それを調和と均衡に向かわせる力がたしかにある、という確信を持てることは、私たちが日々を生きるとき、深いところからの支えになってくれるはず。経済学は、もともとそういう確信と、そこに至るための論理的な思考法を身につけるためのもの。」この文がとても魅力的。微分法とかグラフに数式…理解しようという姿勢すら放棄して、読み飛ばしてしまった(笑)アダム・スミス「神の見えざる手」とケインズ理論が生まれた時代背景や考え方を知れたのはなかなか興味深かった。2015/09/22
Masakazu Nakamura
3
タイトル通り経済学のおさらいになりそうな本。 平易な文章なので、わかったようでわかってなかった人向けかな? 一見、初心者向けだが、はじめての勉強向きとは思わなかった。 後半の経済学の歴史について説明した章に引き込まれた。 こういう文脈で経済学史をとらえられるのか、とフムフムうなずきながら読み終えた。2011/10/07
ブナ太郎
2
昔習ったことを復習するこのシリーズ。のはずなのだが、なぜかここに書かれていることを習った覚えはない。どうやら、高校の政経を飛び越えて(たぶん、政経のおさらいは公民の方でやっているのだと思う)、いきなり経済学の復習となっている。これは、復習というよりも、新規で経済学を学んでいるようなもので、最初は戸惑ったが、慣れると一つ一つ理解しながら読み進めることができた(一部、高度で良く分からなかった部分もあったが)。中でも、経済学で古典派と呼ばれるアダム・スミスを祖とするグループとケインズ学派との比較は、その時代背景2012/05/05
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