内容説明
首都・東京の地下をはしる「大江戸線」。その建設は、20世紀の掉尾を飾るビッグプロジェクト。大江戸線にみる、地下鉄建設事業のすべてがここに。
目次
第1編 東京の公共交通と大江戸線の概要(東京の公共交通;大江戸線開業までの歩み;建設計画)
第2編 建設(駅・駅諸施設等;トンネル;軌道工事)
第3編 電気設備・車両(電気設備;車両;車庫)
第4編 運転・安全対策(運転;安全対策)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akinbo511
8
普段乗車している大江戸線の計画から、工事、運用周りまですべてを解説してくれているが、あまりに詳しいので専門的すぎてわからない箇所も多かった。電車の運行システムの開発者の話は聞いたことがあるので、何となく想像できたけれど、地下鉄を掘る土木工事の部分は知らないことだらけで興味深かった。 2015/12/10
ねええちゃんvol.2
3
★★ 工程を理解するのは難しかった。それにしても、地下にぶつからないように、いろんな路線を、よく作るなあと感心した。2016/06/01
えすてい
0
東京初のリニア地下鉄である大江戸線(当初の呼称は「都営12号線」)のハード面から車両・運行システムの計画・設計・建設・施工・運用まで詳しく網羅。車両面でも、ファジー制御によるATOを用いたワンマン運転で床下面積が小さいため小型のATC/ATO一体型システムを開発し、その他でも最新の技術を駆使した未来志向の設計だと分かる。やや専門的過ぎて小難しい点や用語があるのは見過ごせないが。2015/07/22