内容説明
「駐車政策が育むまちづくり」を目指した大丸有地区。ビジネス地区として路上駐車のない道路環境づくりを目途に附置義務駐車スペースの減免を核とした「地域ルール」を策定し運用してきた。本書では、(1)地域ルールをどのように構築したか(2)ビルの駐車計画の審査にどのように関わってきたか(3)その結果、地域の交通にどのような変化が起きたか(4)今後の地域の交通未来図をどう描こうとしているかについて、豊富な資料とともにわかりやすく解説する。
目次
第1章 駐車政策の変遷と大丸有地域ルールの誕生
第2章 駐車場計画から地区計画への展開
第3章 世界有数のオフィス街・大丸有地区
第4章 大丸有駐車協議会
第5章 地域ルール適用申請と審査手順
第6章 駐車計画の審査
第7章 地域ルールの適用効果
第8章 地域ルール・今後の課題
資料
著者等紹介
高田邦道[タカダクニミチ]
日本大学名誉教授、工学博士。日本大学理工学部交通工学科卒業、同大学大学院理工学研究科建設工学専攻修了。同大学理工学部次長(船橋校舎)、評議員、常務理事・副理事長、長崎日本大学学園理事など歴任。現在は、(一社)交通工学研究会顧問、(公財)国際交通安全学会顧問、(一社)国土政策研究会副理事長、(公財)日本交通管理技術協会理事、(一財)道路開発振興センター理事、(一社)全国交通信号工事技術普及協会副理事長を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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