内容説明
最新の交通ビジネスを網羅。駅ナカや道ナカ、車体広告にバス停広告、本業の輸送事業における新機軸など、陸海空の旅客交通とビジネスの最前線を交通経済学と交通経営学から詳しく解説する。
目次
交通とビジネスと公共性
新しい運輸技術と交通ビジネス
運輸インフラと巨大構造物
新幹線のビジネスモデルと経営理念
航空機と航空ビジネス
鉄道経営における都市と地方の格差
地下鉄と路面電車のビジネスモデル
船舶と輸送とレジャー
バスとタクシーの経営
空港と鉄道駅とバス停
道路と道路利用ビジネス
割引切符とビジネス戦略
車内販売とサイドビジネス
著者等紹介
澤喜司郎[サワキシロウ]
山口大学経済学部教授
上羽博人[ウエバヒロト]
港湾職業能力開発短期大学校横浜校准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たこ焼き
10
自動運転システムは高価なので、上下分離を採用していない運行会社は導入できずワンマン運転を採用している。電車の建設、トンネルの建設の初期投資はほぼどぶに捨てられる前提で設計する必要がある。(それを回収前提で資金調達すると利息で首が回らなくなる。)交通ビジネス単体では事業は成り立たず、あくまでユーザーが導入しやすい安価で便利なプラットフォームとして公共交通機関があり、不動産や飲食、物販、広告など付随ビジネスで儲けている。従業員第一、顧客第二を目指すことが、顧客第一につながる。離島の生活維持のため補助を出すのは2020/10/21
ayako_tooyama
0
大学教授が書いた、交通論の教科書的な本。技術の進歩によって交通は便利になった一方で、自動車やバスなどは利用者数が伸びていない。それはなぜか、またITが貢献できる分野は何かを知りたかったが、本書では詳しく述べられておらず残念だった。2011/08/27