水中考古学のABC

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  • サイズ A5判/ページ数 193p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784425911417
  • NDC分類 202.5
  • Cコード C0020

内容説明

海や河川、湖沼、池など、常時水面下にある遺跡や遺物を発掘調査する「水中考古学」。本書は「水中考古学」という学問の概要と、各国の取り組み、その歴史を紹介する。そして、これから水中考古学を学ぼうとする方々に向けて、具体的な発掘方法・保存処理方法を解説する。

目次

第1章 水中考古学の概要とその歴史
第2章 調査発掘/水中考古学の方法と実際
第3章 保存処理
第4章 水中遺跡と文化財/国内外の事例
第5章 水中考古学の展望と課題/各国の取り組み方について
第6章 水中考古学を学ぶには

著者等紹介

井上たかひこ[イノウエタカヒコ]
水中考古学者。1943年茨城県生まれ。米国テキサス州立テキサスA&M大学大学院にて、「水中考古学の父」ジョージ・バス博士に師事、東洋人として初の水中考古学の学位を得る。ウル・ブルン難破船、ポート・ロイアル海底都市、元寇船など世界的な水中遺跡の発掘調査に参加。現在は、千葉県勝浦沖の黒船ハーマン号を調査中。筑波大学博士課程歴史人類学研究科研究生を経て、県民大学講師、茨城大学非常勤講師など歴任。2009年には、日本テレビ『世界一受けたい授業』に講師役として出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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どろんこ

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一般的に知られる考古学が陸の考古学であるなら、海の考古学・海洋考古学という学問もまた、歴史は浅いが存在する。海底のお宝を発掘するトレジャーハンティングのためなどでは決してなく、海に沈んだ人類共通の財産を保護するのを目的とする。日本は周りを海に囲まれた島国に関わらずこの学問が発展していない。海中遺跡はまさに海のタイムカプセルということで、とても興味が湧いた。2020/01/25

Book shelf

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著者は『海の底の考古学』を著した水中考古学者と同じ方です。水中考古学の入門というべき非常に分かりやすい内容で、水中考古学の基本的なことから、調査研究例、各国の取り組み、そして、個人的に興味があった保存処理について簡単にまとめられています。 2012/11/30

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