内容説明
東京電力福島第一原発事故で、何が起きたのか。放射性物質はどのように拡がり、水圏環境と魚にどのような影響を与えたのか。それは10年を経てどう変わったのか。事故後の海や河・湖と、そこに生息する水産生物への影響について、10年間にわたるモニタリングデータをまとめ、水産業の復興に向けた取り組みや課題について、わかりやすく解説。
目次
第1章 東京電力福島第一原子力発電所事故と水産業の10年
第2章 事故後に海洋で起きたこと―事故直後変動期
第3章 海産魚類の放射性セシウム濃度
第4章 底魚類の生態と放射性セシウム濃度
第5章 淡水魚による放射性セシウムの取り込み
第6章 海洋生物のストロンチウム90濃度を測る
第7章 風評被害の実態