ベルソーブックス
二つの顔をもつ魚サクラマス―川に残る‘山女魚’か海に降る‘鱒’か。その謎にせまる!

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  • サイズ B6判/ページ数 186p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784425854219
  • NDC分類 487.61
  • Cコード C1362

内容説明

どうして山女魚になりどうして鱒になるか?本書は、サクラマスの特徴的な分布域である三陸地方南部にスポットを当て、サクラマスという魚の生き方の多様性を解説しながら生活史研究のおもしろさも紹介。その謎に満ちた生態からサクラマスの生活を見直し、著者がフィールドワークで得た生きた情報に基づいて彼らの種の持つ本質を浮かび上がらせる。学術的な解説をベースにしながら、教養的に読める10本の「コラム」や、専門知識を確認できる「Study」を随所に配置しバランスよい知識が得られる。

目次

第1章 サクラマスとは
第2章 山女魚か、鱒か。―川に残るか、海に降るか
第3章 山女魚の一生―河川残留型の生活史
第4章 鱒の仔たちは北を目指す
第5章 三陸沿岸に戻って冬を越す―大きくなった鱒たち
第6章 川を溯る―鱒の溯上と産卵
第7章 多様なサクラマスの多様な生活史
第8章 サクラマスたちとともに生きる

著者等紹介

木曾克裕[キソカツヒロ]
1949年神奈川県小田原市生まれ。1972年長崎大学水産学部水産増殖学科卒業。水産庁生産部海洋第一課。1973年水産庁西海区水産研究所底魚資源部。1979年水産庁東北区水産研究所増殖部。1989年東京大学海洋研究所資源解析部門(農林水産省依頼研究員)。1990年水産庁中央水産研究所内水面利用部(東京、上田)。1998年農林水産省国際農林水産業研究センター水産部(マレーシア国立水産研究所駐在)。2000年水産庁西海区水産研究所石垣支所。2009年水産総合研究センター西海区水産研究所標本管理室。現在、独立行政法人水産総合研究センターフェロー。農学博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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