内容説明
最新の航空機は、遙か1万数千キロの彼方の滑走路の端をめがけて、寸分の狂いもなく着陸できる能力を有しています。その正確な飛行を支えるのが「航空図」です。今、「航空図」は紙から電子データへと大きく変化を遂げつつあります。本書はこの「航空図」の機能と本質を歴史的な視点からわかりやすく解説します。
目次
第1章 空のナビゲーションと地図
第2章 航空図の歴史(アメリカを中心に…)
第3章 ジェプセンチャート
第4章 現代の国際民間航空図
第5章 わが国のICAO航空図
第6章 帝国海軍の航空図
第7章 「空のナビゲーション教室」
第8章 インタビュー:パイロットにとっての地図は?
著者等紹介
太田弘[オオタヒロシ]
1955年生まれ。横浜国立大学大学院教育研究科地域研究専攻修士課程修了。教育学修士(1983)。横浜国立大学大学院工学研究科計画建設学専攻博士課程修了。Ph.D.(学術博士)(2002)。学校法人慶應義塾教諭(普通部)、フェリス女学院大学国際交流学部地理学担当(非常勤講師)。文部省カナダ派遣留学生時代にICAO(国際民間航空機関)航空情報・航空図課(AIS/MAP)でインターンシップ(1980‐81)、Keio Academy of New York(1990‐1996)を経て現職。現在、日本国際地図学会評議員、常任委員。ハイパーメディア地図専門部会主査。国土交通省「地球地図」利用アプリケーション委員会委員(2003‐4)、同「地球地図の学校」委員会座長(2006‐現在)、国土地理院新2万5千分の1地形図、新5万分の1地形図図式諮問委員(2003)、国土地理院国土変遷アーカイブ利用検討ワーキンググループ座長(2004)ほか役職多数。地図学(特にナビゲーション)、GIS・地図教育が専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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