目次
第1章 高速バスターミナルの新設
第2章 高速バスとは
第3章 高速バスの成長
第4章 高速ツアーバス
第5章 高速バスの路線と事業者
第6章 高速バスが直面する課題
第7章 「地方の人の都市への足」市場
第8章 大都市どうしを結ぶ市場
第9章 観光客の市場
第10章 バス業界と高速バスの今後
著者等紹介
成定竜一[ナリサダリュウイチ]
高速バスマーケティング研究所株式会社代表。1997年早稲田大学商学部卒。都市ホテル運営会社を経て2006年楽天バスサービス株式会社入社(その後、取締役。「楽天トラベル」高速バス予約サービスの事業責任者)。2011年より現職。国土交通省「バス事業のあり方検討会」(2010年度)委員、同「『高速・貸切バスの安全・安心回復プラン』フォローアップ会議」(2012~13年度)委員など歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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パトラッシュ
132
高速バスのビジネスモデルが現在の形になるまでには、様々な利害衝突に業者対立、労働問題や事故の絡んだ政治案件などを解きほぐしてきた歴史があった。しかもネットの発達でウェブ予約が普通になる時代と重なり、ようやく一致点を探っても翌年には時代遅れになってしまう。昔は想像もできなかった乗務員不足やAI自動運転、インバウンドなど新しい問題への対応を迫られている。文字通り走りながら既成事実を積み重ねて作り上げられたシステムだけに、この先どうなるのか予想が難しいのも事実だが、日本の公共交通の未来を考える上で必読書だろう。2025/08/10
お抹茶
3
業界の仕組みや歴史が詳しい。共同運行制度とクローズドドア・システムで高速バス路線の新設が容易になり,オペレーションを効率化でき,地方の名士企業が大都市にバスを走らせることで,1980年代半ばから高速バスブームが生まれた。高速バスの主役は地方の乗合バス事業者。管理の受委託は,都市側事業者にも地方側事業者や貸切バス事業者にもメリットがある。大都市部ではバスターミナルの適切な整備が課題。出張需要の減少で長距離夜行路線は縮小され,短距離路線では通勤通学客の満足度向上が重要。ダイナミック・プライシングも追い風。2025/07/10
Go Extreme
2
https://claude.ai/public/artifacts/acb0a42c-8093-4abe-b9c7-bd2c234e840a 2025/06/28