内容説明
冬になるとオホーツク海にやってくる流氷。実は海が凍るってそう簡単なことではないのです。以前は港をふさいで厄介者だった流氷が、いまでは豊富なプランクトンのゆりかごだったり、地球環境に影響していると知られるようになりました。オオワシが舞い、アザラシがひょっこり顔を出す白い海に魅せられて50年、流氷博士からの贈り物です。
目次
第1章 海のさまざまな氷
第2章 海氷の一生―誕生から消滅まで
第3章 海氷生成のメカニズム
第4章 海氷の物理的特性
第5章 海氷の漂流
第6章 氷海の鉛直混合
第7章 オホーツク海は海氷の南限
第8章 世界の海氷
第9章 海氷と地球環境
著者等紹介
青田昌秋[アオタマサアキ]
1938年9月長崎県長崎市生まれ。1958年4月北海道大学理類地球物理学科を経て、物理学科に学士入学。1965年4月北海道大学助手。1975年7月北海道大学助教授。理学博士授与。1983年北海道大学教授と同時に、低温科学研究所附属流氷研究施設長を併任。1990年財団法人オホーツク生活文化振興財団理事就任。2002年3月北海道大学退官。北海道大学名誉教授となる。6月北海道立オホーツク流氷科学センター所長就任。2012年10月27日逝去。正四位瑞宝中綬章授与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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