出版社内容情報
天気予報を観測・通信・予報、それぞれの技術的側面にスポットを当て紹介。天気予報の始まりから現在に至るまでの発展がわかる一冊。
内容説明
現代の人々に身近な生活情報として親しまれている天気予報。観測方法の進歩、数値予報の実現、天気予報の自由化と気象予報士の登場など、変わりゆく天気予報を文化・学問・技術の3つの視点から紹介。
目次
第1章 天気予報の文化的側面(暦(こよみ)と聖(ひじり)と日和見(ひよりみ)
空の気色(けしき)と気(け)
気象
総観気象学
気象と通信のクロスオーバー(電信気象学):ルヴェリエの功績)
第2章 天気予報の学問的背景(気象学の課題;大気物理学;大気力学;気象力学;総観気象学の力学化;数値予報;天気予報は気象学のシンデレラ)
第3章 天気予報の技術的側面(観測技術;通信技術;予報技術)
第4章 情報通信時代の天気予報(情報通信気象学)
著者等紹介
股野宏志[マタノヒロシ]
1925年兵庫県生まれ。京都大学理学部地球物理学科卒業後、京都大学助手を勤めて気象庁へ転任。航空予報、一般予報、数値予報など主に予報畑勤務。気象庁予報部電子計算室長、東京航空地方気象台長、気象庁通信参事官、大阪管区気象台長を経て気象庁定年退職後、防衛大学校研究科非常勤講師などを勤める。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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