内容説明
埋め立てなどの海洋開発による環境への影響を調査する海洋環境アセスメント。本書ではその中で用いられる数値モデルについて、その実行過程や問題点、正しい評価の仕方などをわかりやすく解説する。
目次
第1章 共通する性質を持つ海と大気の流れ(大気も海も流体―地球流体;流体の運動方程式 ほか)
第2章 海洋環境アセスメントと天気予報の数値モデルの特性(海洋環境アセスメントと天気予報の概略;将来予知モデルの頼りはコンピュータ―対抗馬は模型実験 ほか)
第3章 海洋環境アセスメントの実行過程(海洋環境アセスメントの実行過程;現状の観測―沿岸の水温と塩分の変動特性 ほか)
第4章 予知モデル結果の見方(危うい海洋環境アセスメント結果の見破り方序論;現状の観測は十分か ほか)
第5章 ベストな海洋環境アセスメントに向けて(地球に優しい適切な海洋環境アセスメント序論;海洋環境アセスメントの失敗の分析 ほか)
著者等紹介
関根義彦[セキネヨシヒコ]
1952年埼玉県の秩父に生まれる。1976年東北大学理学部卒業、理学博士。専攻は海洋物理学。防衛大学校地球科学教室講師、助教授を経て、三重大学生物資源学部海洋環境学講座教授。『海と空』編集委員、日本海洋学会や日仏海洋学会の評議員などをつとめる。黒潮流路の研究で1995年の日仏海洋学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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